PRについて

アートビジネスの時間です。

ここでは、紀伊国屋書店『巨大化する現代アートビジネス』(ダニエル・グラネ、カトリーヌ・ラムール著)を参考にしながら、アート界の仕組みや覚えておくべき重要な人物を勉強していくページです。

たいへん、たいへん高額な現代アート作品たち。

どうして、だれが、なにが、アートをこんなに高額にしているのか。

テーマ性のある大展覧会は、またとない機会となり、ショーのようなお祭り騒ぎとなります。

展覧会を成功させるために重要なのは、大々的なPRです。

メディアがページや番組枠を提供するのがよくある例ですね。 日本では少ないかもしれないけど、ニュースの夕方の特集やNHKの日曜美術館、CMや新聞で広告を見かけたりするのがそうですよね。

かつて、作品のPRやマーケティングはギャラリストなどが担当していました。しかし、昨今はものをつくるだけではなく、マーケティングまで関わろうというアーティストが増えているそうです。アート・バーゼルの元ディレクター、ロレンツォ・ルドルフ(*1)の言葉です。 確かに、私も大学で美術を勉強していたとき、「アーティストはものをつくるだけではだめ」だという思いがありました。ルドルフの言葉の影響を知らず知らずのうちに受けていたのですね。

この、PR・マーケティングまで自分でやってしまおう、 というアーティストの代表が、ダミアン・ハーストです。

彼はギャラリーを通さずに、直接競売へかけてコレクターに売り込んだ初めてのアーティストです。

PRで大事なのは、ストーリーです。 歴史や伝統を前面に出して、展示会や作品を売ります。 「昔はこうでした、だからこの展示をやるんです」と歴史や伝統を踏まえたストーリーを組み立てます。すると、展示会の価値が強調されます。

と、プレゼンの本で読んだことがあります。 また別の記事でいつかプレゼンについても書きますね。

〈キーワード〉 ●グラン・パレ;パリの国立ギャラリー ●『ル・フィガロ』:フランスの日刊紙 ●ピエール・スーラージュ:現代アーティスト。フランスの日刊紙『ル・フィガロ』で2008年に行われた、好きなアーティストのネットのアンケート調査でトップになる。 ●ダミアン・ハースト:イギリスの現代アーティスト。 ●『タイム』:アメリカの雑誌。 ●『パリ・マッチ』:フランスの雑誌。

〈重要人物〉 ●イヴ・サンローラン:フランスのファッション界のトップデザイナー。コレクター。 ●ピエール・ベルジェ:サンローランのパートナー。フランスのコレクター。

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